群馬大学医学部附属病院先端医療開発センター臨床研究推進部は、ARO(ARO:Academic Research Organization アカデミック・リサーチ・オーガニゼーション)として、多施設共同治験を支援します。
群馬大学が中核医療機関となり、複数施設で品質の高いデータを得ることができます。
先端医療開発センター臨床研究推進部は治験責任医師に協力し、AROとして多施設共同治験を支援します。
多施設共同治験を可能にするトラベリングCRC。
CRCが配置されていない多施設共同治験参加医療機関においても治験が円滑に実施されるために、群馬大学医学部附属病院先端医療開発センター臨床研究推進部CRCが、参加医療機関に出向いて治験の支援を行います。このように、中核医療機関のCRCが、多施設共同治験参加医療機関の支援に訪問するトラベリングCRCの業務は、中核医療機関と参加医療機関を結ぶ、特色あるとりくみとして実践しています。
多様な創薬ニーズに応えるネットワーク。
より高い品質のデータをより効率的に獲得するため、「多施設共同治験」は大きな力になるといわれています。先端医療開発センター臨床研究推進部は地域の医療機関とともに多施設で治験を実施するシステムを構築しました。複数の関連医療機関を含む多施設共同治験が順調に進んでいます。
治験や臨床研究における症例集積性向上のため、メガホスピタルとして、前橋・高崎・渋川・深谷コア5治験・臨床研究病院(群馬大学医学部附属病院、前橋赤十字病院、国立病院機構高崎総合医療センター、深谷赤十字病院、国立病院機構渋川医療センター)を整備しました。高度なIT化システム CIRUGUS(シルガス) (Clinical Investigation and Research Unit Gunma University Service)が、このメガホスピタルをサポートします。前橋・高崎・渋川・深谷コア5治験・臨床研究病院では、ウェブ会議共同IRB、中央治験事務局、リモートSDV中央閲覧室を設置し、治験の実施可能症例数調査から治験契約事務、モニタリング、安全性情報収集に至るまでをひとつのサイトで行えるワン・ストップ・サービスを実現します。
大学病院臨床試験アライアンスは、世界の新薬を日本の医療により早く提供できるように、治験を含む臨床研究において高い実績を有する7つの大学病院が連携・協力関係を結び、安全かつ効率的な臨床試験の実施体制を整備して国際共同治験を実施することを目的に設立されました。現在は9つの大学病院が加盟し活動を行っています。