トップページ 事業概要 群馬大学医学部附属病院の理念 教育の対象者 教育方法

教育方法

 

◆大学院における教育カリキュラム
  群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻博士(前期)課程と平成19年度から新設された生命医科学専攻修士課程から、豊富な教育カリキュラム、教育コンテンツをOJTに組み入れています。保健学専攻博士(前期)課程には、応用保健統計学、臨床試験特論、疫学特論、疫学演習、疫学特別演習などを開講しています。生命医科学専攻修士課程においては、統計・情報処理演習、薬理創薬演習、臨床試験(治験)学演習などの他、生命医科学基礎演習、生命倫理学講義、臨床医学概論、基礎医学英語など幅広い内容を開講しています。

 

◆メディカルライティング技能の習得
  臨床研究の実施計画書、同意説明文書、症例報告書、試験薬概要書を作成するための技能を修得します。また、実施された臨床試験の結果を報告書としてまとめ、論文化、申請書類の作成や承認に至る一連の文書作成業務を行い、メディカルライティング技能の習得を目指します。

 

 

 

◆群馬大学医学部附属病院臨床試験審査委員会への申請
  臨床研究実施計画書、試験薬概要書、同意説明文書、同意書を群馬大学医学部附属病院臨床試験審査員会にて審議し、承認を得る過程を実践します。また、GCPに関する教育、市民社会における臨床研究のあり方など、テーマを設けて学習します。

 

◆臨床研究コーディネーター業務の実践
  附属病院で実施される臨床研究について、インフォームド・コンセント、診察、検査、会計、症例報告書作成など臨床研究業務の支援を臨床研究コーディネーターとして演習します。附属病院で実施される臨床研究についてのモニタリング・監査を定期的に実施し、実戦的なモニタリング業務の技能を修得します。

 

◆症例報告書の回収とデータマネジメントの技能の修得
  附属病院で実施される臨床研究について臨床試験実施計画策定の最初の段階から関与し、計画の検討や症例報告書のデザインなど一貫したデータマネジメント業務の演習を行います。国際共同治験や臨床研究にOJTとして関わることにより、医薬品の国際的同時開発にも適合する正確な治験データベースの管理、電子媒体によるデータの収集と情報の保管、さらにデータベースへの即時アクセスなどの面で最新の演習を行います。 生物統計解析の技能を修得するために、医薬品や医療機器のあらゆる試験データの統計解析について習熟することを目的とします。